水琴窟は、江戸の粋人が好んだ水音の遊び。その涼やかな音で訪れる客人をもてなしました。数百年の歳月を経て、日本人の住環境は大きく変化しましたが、風流を愛でる饗応のこころは変わりません。ヘブンスビューローでは、現代の音環境に合った水琴窟の音作りに取り組み、音の振動を伝える性質をもつ金属に出会いました。江戸の風流と現代科学のコラボレーション。金属工芸の技で作り上げた清音に、こころを傾けてください。   　ヘブンスビューローの水琴窟の素材は金属。薄い銅板を材料にして、職人の手による打ち出し技法により、ひとつひとつ制作しています。金属工芸は、古来より神仏に司るための道具や、祝祭の彩りを演出してきた技術。手工芸の伝統の技を取得した者のみが実現できる表現方法です。ヘブンスビューローは手工芸のすばらしさを多くの人に伝えていきたいと考えています。大量生産はできません。それぞれに異なる個性をお楽しみください。